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石渡いくよ ネコ人形

石渡いくよ顔写真

■元気になるネコたち

「自分を元気にしてくれるもの」

石渡いくよ氏の作品は、作り手の作者自身を元気づけ、見るもの多くの人を元気にさせる。楽しそうなネコ作品の表情につい、つられて同じ顔をしてしまう。

 もともと絵を描くのが好きで、いつのまにか立体での表現になった。人形作家に師事し、人形制作の基礎を覚え、動物好きが高じて、擬人化した独自の作風が生まれた。

 擬人化といえ、人間になりすぎないよう、絶妙な人間とネコのバランスだ。ネコ本来の仕草がよく観察され完全な人間風にはしていない。逆に、テレビなどで気に入った人物を見ると「この人をネコにしたらどんなネコになるのかしら」と考える。

 楽しくなるのは、なにもその表情だけではない。石渡氏の作品には動きがあり、また物語がある。この子たちはどうして笑っているのだろうか。おかしな失敗をしたから笑いあっているのか、うまく弾けたから喜んでいるのか、見る人にいろんなストーリーを与えてくれる。



■古布をつかうことで雰囲気を出す


 ネコ人形に使う「古布」にもこだわっている。作風には時代ものが多いせいか、それらの風合いや柄は作品にぴったりだ。染織された古い生地は独特の雰囲気を持っており、現代からみた時代物にセピアイメージをあたえる。

 昔の着物を小さな人形に使うことは、実は意外と難しい。そもそも古布は人が着るサイズで作られたものだ。人形のサイズに柄を有効に使おうとするとどうしても柄が大きくなる。柄の使い方や合わせ方が難しい。さらにネコたちが着ているキモノだけではなく、帯や簪の飾りや小道具にも繊細に古布が使われているため、その柄選びは簡単ではない。

■ねこのヒゲは本物!?


 動物好きの石渡氏は当然のごとくネコを飼っている。いつも制作している部屋でネコたちは寛いでいるが、決して作品に手を出さない。ちょうど人形の頭の大きさはネコには格好の遊び道具だ。普通のボールでは遊ぶネコたちも、石渡氏が生み出す作品を楽しみにしているのだろうか。決していたずらをすることはない。

「ヒゲは本物のネコのヒゲを使っています。そういうと“抜いているの?”とよく聞かれるんですが(笑)、ネコのヒゲは抜ける時がわかるので、落ちた愛猫のヒゲを使っています。またファンから頂戴したものを大切に保管して作品に使っています」

 猫たちの協力のもと、楽しい石渡作品が完成する。





■石渡いくよ/いしわた いくよ
1953年東京都に生まれる 1987年 高橋操に師事 1989〜97年 「創作人形の家」にて個展・教室展 1991〜98年美術人形天愈展出展展示 1994年 ユザワヤ創作大賞展「猫手本忠臣蔵」グランプリ受賞 以後毎年個展、グループ展多数出展 

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